竹林碾茶の御案内

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生命力の強い竹に、地中の養分を奪われた茶樹は、飢餓状態で必死に根を張ります。
竹に日光も遮られた状態で、光を求めて必死に葉を広げます。

日陰で育った個性を活かすには?
お抹茶の原料である、碾茶を作るのに最適な環境だと氣付きました。



碾茶は、抹茶として加工されるのが殆どです。煎茶のようにお茶として飲むのは、贅沢が過ぎるでしょうか。
手摘みが前提なので、茶樹は本来の姿で成長しています。

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今回お届けする碾茶は、初茶でも状態の良い新芽のみを贅沢に選んで手摘みしました。

蒸篭に薄く広げ蒸します。


白炭を使用し、乾燥棚で乾燥しました。

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谷本要蔵著書の「お茶のある暮らし」によりますと

『「ほうれん草をゆがくとき、少量の重曹を加えると、お湯はアルカリ性となってより鮮やかな緑色が得られる。
これと同じように灰汁でゆがくと、お茶の葉は鮮やかな緑色になる。灰汁はアルカリだからで、これを湯引製法(ゆびきせいほう)という。
今日、重炭酸ソーダや重炭酸アンモニウムなどのアルカリ性の液体を蒸し機にたらしながらお茶の鮮葉を蒸し、青い茶に発色させるのとなんら変わらない手法が、16世紀の末か17世紀のの前半にすでに採用されていたのである。

古田織部がこの発色茶である青茶を好み、小堀遠州は早摘みの白茶を好んだらしいが、双方のあいだに青茶、白茶の論争があったかどうかは知る由もない。

けれども今日でさえ同様の問題が論議されているのだから、当時の数寄者(すきしゃ)のあいだでさまざまな意見が闘わされれたことは想像にかたくない。

爾来(じらい)、この手法の青茶が人々のあいだでかなり好まれてきたようだが、明治17年(1884)茶業組合準則によって発色製茶法は、天然自然であるべきお茶の真の姿ではない不純な添加物混入茶として、その製造が禁止されている。

とはいえわが国の発色茶のルーツは、実にいまを去る400年余りも以前に、青茶としてすでに存在してたのである。この青茶が将軍家にも献上されているのだから、当時はよほど珍稀なお茶としてもてはやされていたのであろう。

「茶は見るものにあらず、飲むものなり」
というお茶の真髄が早い時代から色褪せ、今日にいたってもその心情が支配的だということは実に嘆かわしい。織部好みの踏襲といえば聞こえはいいが、このような見た目の茶作りが現在でも依然として闊歩しているのははなはだ残念なことである。」

とありました。

何の木を燃やして出来たかも分からない灰は、確かに不純な添加物ですね。
不純な添加物混入茶だから、茶業組合が禁止した事が分かりました。

分かったのですが、その色を自分の目で直接見てみたいと思ってしまったのだから仕方ないです。

そこでお茶の樹だけを燃やして灰を取り、灰汁を作りました。
お茶以外の不純な添加物は、一切入っておりませんので
御安心して、織部好みと呼ばれる色をお楽しみください。

八十八夜に、竹林で織部好みの碾茶を作りました。

嗜好品の為、飲み方に決まりはございません。
【参考例】二人分:茶葉半袋 60℃の湯100cc
抽出時間3分程
湯冷まし等に全部注ぎ、湯のみに注ぎ分けます。
2煎目から抽出時間を伸ばして、3煎以上は十分お楽しみ頂けます。

茶殻は静岡県に倣い、ポン酢等をかけて食していただけますと茶の持つ薬効を全て取り入れる事が出来ます。

献上用 碾茶 1袋12g(2~3人で2回分)入り 5,000円(税込み)

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